最近よく見かけるようになった黒い消しゴム。
昔は、色付きの消しゴムは消えにくいイメージでしたが、白い消しゴムと同等の消字性能を持っているようです。
今回は、6種類の黒い消しゴムを様々な観点から比較して、最終的には総合順位を決めたいと思います。
黒い消しゴムのメリット
- 床や机の上の消しカスを見つけやすい
- 字を消しても消しゴムの汚れが気にならない
黒い消しゴムのデメリット
- インクジェット紙では黒く紙面を汚す場合がある
- 白い消しゴムよりも消字性能が劣る場合が多い
今回比較した黒い消しゴム
今回は、6種類の消しゴムを比較しました。
商品名 | 会社 | 値段 | 幅 [mm] | 厚さ [mm] | 全長 [mm] |
MONO | Tombow | 80 | 17 | 11 | 43 |
RADER BLACK 60 | 株式会社ソード | 60 | 18 | 12 | 43 |
Ain Black | ぺんてる株式会社 | 60 | 18 | 12 | 43 |
墨汁屋さんの消しごむ | 開明株式会社 | 100 | 25 | 11 | 58 |
Arch | サクラクレパス | 100 | 23 | 10 | 58.5 |
RESARE PREMIAM TYPE | コクヨS&T株式会社 | 120 | 24.5 | 12 | 59 |
Tombow 「MONO」
消しやすさ | 5 |
消しくずの少なさ | 3 |
消しくずのまとまり | 5 |
黒鉛の伸びにくさ | 4 |
タッチの軽さ | 5 |
折れにくさ | 2 |
赤鉛筆の消しやすさ | 1 |
定番の消しゴム「MONO」のブラックタイプです。
「消しやすさ」と「まとまりの良さ」は流石の一言です。デザインと消字性能は通常の白いMONOとほとんど変わりません。
「文房具本屋さん大賞2016」で「消しゴム賞」も獲得しているようです。
個人的には、自分の消す力が強すぎるのかもしれませんが、使っていると折れてしまうのが難点です。
ソード 「RADER BLACK」
消しやすさ | 5 |
消しくずの少なさ | 4 |
消しくずのまとまり | 4 |
黒鉛の伸びにくさ | 4 |
タッチの軽さ | 5 |
折れにくさ | 2 |
赤鉛筆の消しやすさ | 2 |
全体的に「MONO」と似た使い心地です。
「消しやすさ」や「タッチの軽さ」は「MONO」と同等、もしくはそれ以上です。検証の結果、折れやすさも「MONO」と同じ感じで、強く消すと折れてしまいます。
大きさはほとんど同じで、値段はこちらの方が安いので、MONOが好みの方は一度使ってみるといいかもしれません。
ぺんてる 「Ain Black」
消しやすさ | 4 |
消しくずの少なさ | 5 |
消しくずのまとまり | 2 |
黒鉛の伸びにくさ | 3 |
タッチの軽さ | 5 |
折れにくさ | 3 |
赤鉛筆の消しやすさ | 1 |
「消しやすさ」は特に問題ないのですが、「消しくずのまとまり」や「黒鉛の伸びにくさ」は難ありといった感じです。
消しくずはそこまで多くないのですが、消しくずがまとまりにくいので、机の上に細かい消しくずが残ってしまいます。
今回検証した中では、一番硬い消し心地なので、硬めが好きな方には向いているかもしれません。
開明 「墨汁屋さんの消しごむ」
消しやすさ | 5 |
消しくずの少なさ | 4 |
消しくずのまとまり | 4 |
黒鉛の伸びにくさ | 5 |
タッチの軽さ | 4 |
折れにくさ | 検証中 |
赤鉛筆の消しやすさ | 1 |
今回検証した消しゴムの中では、最も柔らかい消しゴムです。柔らかい消しゴムが好きな方はこの消しゴム一択でしょう。
「墨汁の香り」と記載していますが、そこまで匂いはしません。(現代っ子なので墨汁の香りがいまいちわからないのですが…)
検証した中で、「黒鉛の伸びにくさ」は一番優秀でした。
濃い鉛筆で書いた線を消す際の、黒鉛の上を滑る感じが全くしませんでした。
サクラクレパス 「Arch」
消しやすさ | 5 |
消しくずの少なさ | 4 |
消しくずのまとまり | 4 |
黒鉛の伸びにくさ | 4 |
タッチの軽さ | 5 |
折れにくさ | 検証中 |
赤鉛筆の消しやすさ | 3 |
使い心地もよく、全体的に点数が高めです。
小学生以外はほとんど関係ないかもしれませんが、「赤鉛筆の消しやすさ」は今回検証した消しゴムの中では一番でした。
ただ、他のと比べて消えるというだけで、綺麗に消えるわけではないです。
紙ケースにグリップがついているので、滑りにくく、軽い力で消せます。紙ケースにミシン目もついているので、消しゴムのサイズが小さくなっても、ハサミいらずで小さくできます。
サクラクレパス 消しゴム アーチ60 ブラック 10個 RAF60#49(10)
コクヨ 「RESARE PREMIUM TYPE」
消しやすさ | 5 |
消しくずの少なさ | 3 |
消しくずのまとまり | 5 |
黒鉛の伸びにくさ | 4 |
タッチの軽さ | 5 |
折れにくさ | 検証中 |
赤鉛筆の消しやすさ | 2 |
RESAREも全体的に高得点です。
特に、「消しやすさ」「消しくずのまとまり」「タッチの軽さ」といった消しゴムにとって非常に重要な要素が満点です。
PREMIUM TYPEと言うだけあって、消字性能は申し分ないです。
紙ケースもプレミアム感が出ています。
総合順位
現在は、「折れにくさ」は検証中なので点数に含めませんが、それ以外で総合順位を決めると…
1位 | サクラクレパス 「Arch」 | 25点(検証中) |
2位 | シード 「Rader」 | 24点(26点) |
コクヨ 「RESARE PLEMUIM TYPE」 | 24点(検証中) | |
4位 | Tombow 「MONO」 | 23点(25点) |
開明 「墨汁屋さんの消しゴム」 | 23点(検証中) | |
6位 | ぺんてる 「Ain Black」 | 20点(23点) |
このようになりました!
同率が多くて申し訳ないです。
消しゴムは好みが分かれると思うので参考程度でお願いします。
最後に
個人的にはどの消しゴムも使いやすかったのですが、最終的に総合順位は「Arch」が1位となりました。
ただ、何度も言いますが、他の消しゴムも悪かったわけではないです。
ぶっちゃけ「好み」です。
「黒い消しゴムって本当に消えるの?」って思っている皆さん。
よく消えます。
今回検証してみて、消字性能は白い消しゴムと変わらないように感じました。
一度使ってみることをおすすめします。
白い消しゴムよりも筆箱に入れておくとかっこいいですしね。
今まで特に深く考えずに消しゴムを購入していましたが、「消しゴムってこんなに違うんだ」っていうことに気づきました。
文房具の検証、結構楽しいですね!
またやりたいと思います。
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